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LUCK-KEY/ラッキー(2016)

LUCK-KEY/ラッキー(2016) LUCK-KEY/ラッキー(2016)

アンニョンハセヨ!今回紹介する映画は韓国を代表する個性派俳優ユ・ヘジン主演の”LUCK-KEY/ラッキー”という映画です。

韓国映画好きな方なら何度も見たことある役者さんだと思います。

 

映画のあらすじですが…

狙った獲物は逃さない有能な殺し屋ヒョヌクは、仕事終わりの銭湯で滑って転び頭を打ち、記憶喪失に陥ってしまいます。その一部始終を目撃した売れない役者ジェソンは、自分のロッカーの鍵とヒョヌクの鍵をすり替えてしまいます。記憶を失ったヒョヌク自分ジェソンと言う売れない役者だと勘違いすることになり、役者として生きていくことになるのですが…続きは映画をご覧ください!

 

この映画のジャンルはコメディです。殺し屋という怖い職業は出てきますが、家族揃って楽しめる映画です。

そしてなんといってもユ・ヘジンの演技がとても魅力的な映画となっています。正直イケメンとは言い難いマスクの役者さんですが、きっと彼の魅力にハマってしまうはずです!

 

前回”怪しい彼女”という映画を紹介した時、韓国映画の海外リメイクについてのお話をしましたが、実はこの映画は逆に、日本映画をリメイクした韓国映画なんです。

原作は内田けんじ監督の”鍵泥棒のメソッド”(2012)という日本映画です。”鍵泥棒のメソッド”も非常に面白い作品です半沢直樹コンビ堺雅人と香川照之ダブル主演の映画です。

記憶を失い、殺し屋と売れない役者が入れ替わるという、大まかな話の流れは同じですが、もちろん違いもあります。鍵泥棒のメソッド”は、どちらかというと堺雅人演じる売れない役者ストーリー殺し屋演じる香川照之のストーリが交互に展開して行くですが、”LUCK-KEY/ラッキー”は記憶を失った殺し屋のストーリー中心に話が展開していきますつまり主演のユ・ヘジンの魅力を存分に楽しめるワントップ映画とも言えるでしょう。ポスターを見比べても、映画の雰囲の違いが少し分かると思います。どちらもコメディ映画ですが、雰囲気や笑いのツボも違いがあるので、見比べてみる面白さもあります

 

韓国は最近コロナウィルスの3次感染流行が起きていて、食堂や飲み屋は9時に店を閉めなくてはいけなかったり(9時以降はテイクアウトのみ可能)カフェ日中もテイクアウトしかできなくなるなど、非常に厳しい状態が続いています。日本も苦しい状態が続いていることでしょう。映画の中で記憶を失うきっかけになる銭湯(チムジルバン)にも最近はなかなか行くことができません。ちなみに現在ソウルは銭湯で湯に浸かるのは入浴者同士の距離を置く条件でOKですが、サウナに関しては営業禁止となっております。なんとも不思議な線引きですよね…

 

しかしこんな苦しい時こそコメディ映画を見て笑う元気をもらうことが大切なのかもしれません。韓国も、日本も、どの国も、早く平和な日常に戻ることを願っております。

 

それではまた次回お楽しみに。

 

ジニュン