あんにょんブログ

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KYAに参加して

KYAに参加して KYAに参加して

アンニョンハセヨ。

私は、青年会京都のホンヒョンジョン(30才)と申します。
2014年に韓国から日本に来た、いわゆるニューカマーです。日本語学校卒業後、現在京都で日韓姉妹都市関係の仕事をしています。2016年から民団南京都支部に入り、青年会京都には2017年の定例会をきっかけに、今年2018年からは、組織部長で執行部まですっかり入っております。

2018年5月26、27日。一泊二日にわたって「第30回Korean Youth Academy」が東京の韓国会館で行われ、私も参加しました。全国から集まった在日青年たち45人が、青年会の始まりや現在に至るまでの実績など、その歩みを知ることができる『青年会について』、また会議をスキルアップするトレーニングや「多様性について」の有意義な講義まで様々な学習ができる時間を持ちました。準備していただいた関係者の方々に感謝します。

私は韓国で育てられ、大学まで韓国の教育を受けた人です。日本とかかわった歴史は学んできたわけですが、在日について現在私が知っていることは青年会に入る前には全く知りませんでした。自分の勉強不足もありますが、韓国の学校や社会には、在日について正しくて、十分な情報がもっと必要だと思います。

今回、青年会が民団とともに在日の生活を守ろうと、差別をなくそうと、大変活動をしてきたことを写真やインタビューで知りました。その当時どれだけの強い気持ちを持ち、人々に現状を『伝える』ため、社会を『変える』ために、全力したのか、真剣に思いました。特に、青年会の初代会長が自分の子どもには指紋登録をさせないと演説したことは胸が痛く思いました。今、私が当たり前に思うことが当時、先輩方々のご苦労やご活動がなかったら、今も続いてきたかもしれません。

在日韓国人のことを韓国の教科書へ掲載を求めていく必要性を今回の研修でなおさら思いました。韓国社会への在日の声援と影響を含め、過去から今に至る在日について、知ってもらうことは、次世代が今の韓国と日本をさらに総合的に理解することにつながるでしょう。

また、全国各地にある青年会の執行部を中心に、このように集まれることが、すごいことだと思いました。青年会のネットワークと組織力はもちろんのこと。バリバリ勉強や仕事中の20-30代が週末にも関わらず全国から集まる。しかもグローバルが当たり前な今の世の中で、国や民族に価値を置いている民族団体での研修。

それはなぜなのか。そうさせるのは何か。気になるどころでした。今回ブログで「KYAの感想」を書くことになってから、興味深く思いました。

自分なりに気づいたことは、個人それぞれの理由があると思いますが、結局『人への思い』だと思いました。会ったことはないが、日本という他国で生きてきた先人だちへの思い。現在、身近な在日知り合いへの思い。当たり前な存在、ただ過去のことかもしれませんが、彼らの人生や今の生き方が現在の自分と繋がることに心を動かし、自分ができることを行動したのではと思います。

今後、自分も誰かへその思いを届けられる人になりたいと思います。そのためにも、もっと勉強が必要だし、『Korean Youth Academy』がまた開かれたらできる限り参加したいと思います。

今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。

(ヒョンジョン)