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新年仕切り直し

新年仕切り直し 新年仕切り直し

アンニョンハセヨ、インジュです。
1月下旬は旧正月でしたね。
今年は週末だったので、私も夫と娘で神奈川の実家を訪れました。
新しい年になって初めてようやく食べることができたトック。母が野菜や肉で煮込んだスープがおいしくて、やっぱりこれを食べないと始まらないと実感。
新暦のお正月は娘の体調不良で寝正月だったり、ちょっと嫌な出来事も続いていたので、仕切り直して新年を迎える気持ちでいっぱいです。

改めて、今年も良い年になりますように!
즐거운 일이 가득하는 한 해가 되시길!

 

実家で楽しみにしていたのが、出張でソウルに行く父にお願いしていた赤ちゃん用お菓子です。
これまでは日本の赤ちゃんせんべいなどをあげていて、娘もよく食べていました。
でも韓国のオンマたちによると、日本の赤ちゃん用お菓子は砂糖が入っているのでなるべくあげないようにしているんだとか。
確かに調べてみるとほとんど砂糖入り。国産の材料となっていても、オーガニックはあまりない印象です。

そこで教えてもらったのが、韓国の赤ちゃん用の米菓子。
米粒や餅のポン菓子で砂糖不使用、オーガニックをうたっています。カロリーも低いしこれなら安心!
特に何の味もしないんですが娘は本当にお気に入りで、ぐずった時にあげるとピタリとやみます。
手に持ちやすいサイズのものはもちろん、米粒も一つずつ上手に指でつまんで食べています。
脳や指の発達に良いからと韓国オンマたちがおやつにすすんで取り入れているそう。
小さい手で小さな米粒をつまんで、器用に口に入れる様子がとても不思議で、成長したなあと感じたりします。

1番左は赤ちゃんが手に持ちやすいサイズ、真ん中は米粒のポン菓子。父が大量に買ってきました。

 

つたい歩きまで比較的早くて、喃語もむにゃむにゃよくしゃべり、周囲から「あっという間に歩いて話すね!」と言われていた娘。
しかし1歳1カ月が過ぎた今もまだ歩かないし、意味のある言葉もまだ出ません。
成長ペースはそれぞれだからと思っても、娘より月齢が低い子たちにも抜かれ始めてちょっとやきもきしているのが本音です。

特に多言語を使う家庭の子は言葉が遅いと言われている、ということは知識でわかっていても、このまま話せなかったらどうしようと不安がよぎったり。
ここで多くの母たちが挫折して片方の言語になってしまうとのこと。以前はそれはもったいない!と思っていたのに、いざ自分のこととなると心配で仕方なくて、先に日本語を…と思ってしまいますね。
まだあれもできない、これもできない、とばかり考えますが、できるようになったこともあります。

 

・名前を呼ぶと笑顔でハーイする
주세요(orプリーズ)と言うとどうぞとくれる
・ミルクがほしいとベビーサインができる
・やめてとピシッと言うとちゃんとやめてくれる
・バイバイが上手になった

などなど、成長にも目を向けて見守ろうと思います。

 

それにしても新型のコロナウイルス、怖いですね。
よくSARSの例が引き合いに出されていますが、流行した2003年頃はちょうど日本の高校から韓国で大学に進学したばかりだった私。
日本では「サーズ」と言うのに韓国では「싸스」、サにやたらアクセントを置く発音で「サス」と言っていて、その違いを不思議がっていた程度でした。(どうでもいいですね笑)
今は子どももいるので昔とは違ってひたすら怖いと感じてしまいます。

今回の「コロナウイルス」はいろんな呼び方がありますが、韓国では「우한폐렴(ウーハン・ペリョム:武漢肺炎)」という呼び方もよく聞かれます。
韓国では日本よりずっと大騒ぎをしていて、「ソウルの○○で中国人観光客が倒れた」「〇〇市で死者が出た」などデマも激しく飛び交い、余計に混乱が広がっている様子です。
ウイルス流行で人が大勢集まるイベントが中止されたり、中国人が大勢住む地域への宅配をドライバーが拒否するなど、いろんな動きが出ています。
日本は騒がなさすぎ、怖さをわかっていないという指摘も見ますが、韓国もちょっと極端です。

知り合いの韓国人オンマも実家の両親が日本に来てくれるはずだったのに、キャンセルすることになったと言って悲しんでいました。
私ももう少し暖かくなったらソウルに行こうかなあと思っていたのですが当分は難しそう。
皆様もうがい手洗いの徹底、マスクの着用を心がけて、体調に気を付けて過ごしてくださいね!(前回のブログと同じ締めになってしまいました…)

 

(アン・インジュ)

1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務。韓日ダブルの娘の子育て中。