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在日韓国人青年の海外赴任日記20-帰任準備編-

在日韓国人青年の海外赴任日記20-帰任準備編- 在日韓国人青年の海外赴任日記20-帰任準備編-

海外赴任していた在日韓国人青年のユインです。

 

そう,ついに予定どおりの任期を終えて(厳密には少し延長になってしまいましたが…)日本に帰任することとなりました。ということで,僕が帰任にあたり経験したことを共有しようと思います。

まず,今回は海外での作業を共有します。

(これから海外へ赴任されようとしている方は,赴任準備編をご覧ください。)

 

やはり,帰任ということで皆さんが真っ先にイメージされるのは引っ越しではないでしょうか。


まず帰任が決まってからというもの,僕は所持品の整理を始めました。残りの海外生活で必要なものを確保したうえで,日本には持って帰らない保存食や日用品などはどんどん人に譲りました。同じアパートや駐在員コミュニティの友人に声をかけたところ,ありがたいことにほとんどの物品に貰い手がつきました。ものを捨てなくても良いというのは罪悪感を感じずに済む点で気持ちが良いものです。

 

そして,いよいよ日本に持って帰るものの準備です。赴任準備編でも触れましたが,国を超えての引っ越しは決まり事や制限が多く戸惑うことがあります。

僕の場合,まず荷物の発送地である香港の規定として液体とバッテリは航空便の引っ越し荷物として梱包できないという規定に悩まされました。これらの類は持って帰りたければ自分で頑張るしかありませんでした。(厳密には船便の引っ越し荷物扱いであれば送れるそうですが,僕は早く荷物を受け取ることができる航空便を利用することにしました。このあたりの規定は会社によると思います。)

 

液体物はわかりやすいのですが,バッテリは思いのほか色んなものに入っているので注意しなければなりません。デジカメのようにバッテリが取り外せるものもあれば,タブレット端末やシェーバーなど内臓されているものもあります。見落として規定外の物品を引っ越し業者に預けてしまうと,セキュリティチェックで荷物を開梱され廃棄されてしまうと説明を受けていたので,慎重に「引っ越し業者に預けるもの」と「自分で運ぶもの」を分別しました。

当然ながら「自分で運べる量には限度がある」ので,出国日の手荷物がどれくらいになるか最後まで気にすることとなりました。。。

 

また,受入国となる日本側にも様々な基準があります。最新の規定を確認されることをオススメしますが,僕が引っ越し業者から受けた説明だと新品未開封のものは税関で課税されるので注意が必要だという点を強調されました。僕は日本で購入したが未開封のままのシャツを引っ越し業者に預けようとしたのですが,見積もり下見の際に未開封であることを理由に「日本で購入されたときの領収書はありますか?」と聞かれました。引っ越し業者は,この点をとても気にするように感じました。

 

なお,帰任が決まった際にはスグに引っ越し業者に連絡されることをオススメします。僕が引っ越し業者に連絡をしたときには「ちょうど引っ越しのピークにあたるので,見積もりは平日に伺えません。荷物の運び出しも週末は受けられず,たぶん平日になってしまうかと…」と言われてしまいました。実際に見積もりも運び出しも平日で調整することとなりました。

日本だと「春と秋の異動発表シーズンがピークかなぁ。」なんて想像つきますが,国が違えば当然ながらその辺の事情も分からず,いつが引っ越しの繁忙期でいつが閑散期かなんて分からないものですからね…。帰任予定日までに引っ越しが終わらない。という最悪の事態は避けたいですしね。

 

あと,赴任国を離れる際の行政的な手続きのことですが,これは国によって異なったり,制度が変わることもあると思いますので,最新の事情を確認されるのが良いと思います。

 

 

海外赴任から帰任される在日同胞の皆さんの参考になりますように。

 

次回は,日本に帰任してからの経験を共有しますね。

 

(ユイン)