あんにょんブログ

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奉先寺テンプルステイ~韓国研修会・社会~

奉先寺テンプルステイ~韓国研修会・社会~ 奉先寺テンプルステイ~韓国研修会・社会~

明けましておめでとうございます。昨年はたくさんの方に、ブログを見ていただきありがとうございました。今年も色々な情報発信や青年会の報告を行っていきたいと思います。2019年も、あんにょんブログをどうぞよろしくお願いします!

2019年の第一弾は、2018年11月末に青年会が主催した韓国研修会の続編になります。(前回記事はこちら

分科会は4コースから選択制で、社会コースは、一泊二日でテンプルステイを体験してきました。参加者の体験レポをご覧ください(^^)

(青年会中央本部)

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忙しい毎日の中で、多くの思考は、浮かんでは次の瞬間消えてしまいます。

奉先寺(ポウンサ)から戻ってからあっという間の6週間。あの時の瑞々しい感覚はきっと、すでにほとんどが失われてしまいましたが、思い出しながら書いてみたいと思います。

 韓国・南揚州市までソウル市内からタクシーで約1時間。奉先寺に到着したのは15時過ぎでした。韓国研修会の分科会メンバーで、翌日11時ごろまでの、短いテンプルステイが始まります。

修練服(ベストとパンツ)を着てから、お寺でのルールを映像で学びそれから奉先寺ツアーへ。

門から本堂へ向かって歩きながら、奉先寺の歴史を聞きました。

 夕食は、雑穀米に銀杏や胡桃、松の実などを並べ、蓮の葉で包んで蒸し上げたご飯がメインでした。包むご飯の量は一人ひとり自分で決めます。

多くもなく少なくもない、自分に適した量とは・・・?わたしはその日の気分で、気持ち少なめにしました。

 

翌朝もいただいた精進料理。もっと味気ないものを想像していましたが、韓国家庭で出てくるようなキムチやナムルなどおかずも充実していて、しっかり味のするおいしい食事でした。

精進料理に使わない食材は大体同じだと思いますが、ここにも韓国の特色が現れていました。

 

そういえば、奉先寺ツアーで「仏教はインドで誕生し韓国まで伝わった」と話がありました。インド→→→韓国とイメージするに、言葉も文字も違い、ましてその時代に、“教え”を100%正確に伝えていくことは果たして可能だったのでしょうか?

 

仏教が伝来し、その後長い時を越え、その土地・国独自の仏教として昇華し、今日それらが存在すると考えると、それはごく自然なことに思えました。そして宗教とは、望むと望まざるとに限らずすごく寛容なものなのだと感じられました。

 

その後「打鐘体験」、「108拝」(メインイベントですが割愛)をして就寝。翌朝は4時半ごろから朝のお勤めがありました。韓国のお寺はとてもカラフルです。

 テンプルステイ2日目は雪が積もりました。雪が降ると景色はさらに美しく、胸がときめきました。

雪はどんどん降り積もり、止む気配がありません。そのため、予定されていた“秘密の森”の散策が中止になるところでしたが、案内をしてくれる僧侶にどうしてもとお願いして、「ユネスコ生物圏保存地域」に指定されている森を歩くことができました。

新雪の森の中をずんずん歩いて登り、拓けた場所に出ました。そこは整備された山道のおそらく中腹あたりでした。そしてただ、来た道を戻りました。

その帰り道「皆黙って自分の来し方を振り返ってごらん」と案内をしてくださった僧侶に言われました。そう言われたものの、なかなか集中できず思考は分散し、如何に頭の中がシンプルでないかがよく分かりました。

 

奉先寺出発の前、最後に蓮根のお茶をいただきながら、輪になって説法を2つ聞きました(「茶談」)。蓮根のお茶はポテトチップスのような味がしました。

 

1つ目の話は――

いろいろな人があなたに向かって“矢”を放ってくるでしょう?(皆あなたを意のままに動かそうと思っているのです。)矢はあなたに刺さり、その矢の中にあなたを縛りつけたり、あなたをみだりに掻き乱すものもあり、あなたを苦しめます。でも誰もわたしの心を傷つけたり、侵す権利など持っていません。矢が刺さって苦しい時、その矢を抜くことを選び、自らを癒すことができるのはあなた自身しかいないのですよ・・・。(あなたがあなた自分を大切に。

 

――前後にも続きがあったものの、わたしにはこの部分がこう解釈され、今もこの話を繰り返し思い出しています。同じ説法を聞いた他の皆は、2つの話をどのように受け取ったのでしょうか・・・?

 

ここまで、僧侶の話す韓国語をわたしが十分に理解できなかったこともあって、正確でない記述も多いと思います。

ただひとつの正解、“わたしが体感したこと”を紡いでいく作業は、もう少し時間をかけて続けていきたいと思います。