日韓式トルジャンチ

2019年12月12日

アンニョンハセヨ、インジュです。
あっという間に年末ですね…!
そして我が家では娘が1歳を迎えました。
去年の今ごろ生まれたふにゃふにゃな小さい子が、今ではもう立ち上がって歩こうとしているなんて感慨深い。
健やかな成長に感謝し、先日、両家の両親を呼んで家でささやかにトルジャンチ(1歳の誕生日パーティー)を開きました。

私が小さい頃のトルジャンチは自宅で家族が集まって開かれるものでしたが、最近の韓国ではホテルやレストランの会場を貸切って親戚や友人、同僚を呼んで盛大に祝うことが多いです。
以前このあんにょんブログで、チョンソンさんが韓国でトルジャンチに呼ばれた時のことを書いていましたよね。
60人くらいのゲストを呼んで司会進行もいて、日本だったらさながら結婚式のような規模です。

私もトルジャンチは韓国でやりたいなあと当初は考えていたのですが、12月は忙しい時期だし何よりも準備が大変すぎると断念。
でも日本だと外食で1歳バースデーのプランのあるお店はあまりないし、家でやるのは質素すぎてちょっとなあといろいろ悩んでいました。
しかし結局、我が家3人+じじばば、ハラボジハルモニの7人でも十分楽しかったです!
部屋の飾りつけや成長ムービー作成、料理、お祝いへのお返しなど、準備することはたくさんあって、規模を広げなくて良かったと心底思いました。
盛大にトルジャンチをやった韓国のオンマたちが息切れしていた理由がわかります。

日韓ダブルの娘なので、誕生日は両国の習慣を取り入れたいなと考えました。
一升餅を背負ったり、日本のママさんたちを真似て水切りヨーグルトで赤ちゃんケーキを作ったり。
トルサン(祝い膳)は新大久保のお店からお餅を届けてもらったり、義母や実母がそれぞれ日韓の料理を作ってきてくれました(料理のできない私です…)

ベビー韓服も着て「トルジャビ」もやりました。
テーブルの上にいろんなものを置き、1歳になった子どもが何をつかむかで将来を占う「トルジャビ」は古くは朝鮮時代の文献にも記録があるといいます。
日本ではこうした「選び取り」は絵が描かれたカードを使うようですが、ここはやっぱり韓国式にやりたいと頑張ってそろえてみました。
ペン(秀才)や紙幣(お金持ち、最近は外貨も置くというのでドルも用意)、ナツメ(子孫繁栄)、糸(無病長寿)などに加え、おもちゃの聴診器(医療系)やマイク(ショービジネス)、サッカーボール(女子だけれども)を置いてみました。
韓国では最近は裁判官のハンマーも置くというのですが、日本では代わりになりそうなものもなかなか見つからず、法曹界への進出はあきらめました(笑)

そんな娘は長いこと外貨に興味を示した末、結局つかんだのはペン!
私自身もトルジャビでつかんだのはペンだったそうで、だから書く仕事に就いたのかなと思いますが、娘もそっちなのかな…
母としては医療系なんて良いんじゃないかしらと思っていたのですが、聴診器は早めから遠くに放り投げていました。
ちなみに娘、2キロ近い一升餅を背負わされてひっくり返って大泣きし、さらに昼寝のタイミングを逃して不機嫌。
せっかくのかわいいドレスや韓服姿は全然良い写真が撮れませんでした……

東京・目黒にある写真スタジオがトルジャンチ仕様で1歳の写真を撮ってくれるというので、ここでかわいい写真が撮れることを期待しています。
問い合わせてみたらトルジャンチは追加料金5千円かかるといいますが、韓服や帽子、靴なども貸し出してもらえるとのこと。
「スタジオアンジュ」というお店なので写真撮影を考えている方はぜひ!
韓国人のカメラマンもいるというので、どんなふうに撮ってもらえるかなと楽しみです。

それでは皆さん、少し早いですが、한해 마무리 잘 하시고 새해 복 많이 받으세요!(1年の締めくくりを良いものにして、良いお年をお迎えください)

 

(アン・インジュ)

1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務。韓日ダブルの娘の子育て中。

   

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