在日韓国人青年の海外赴任日記3-赴任後準備編(その2)-

2018年05月24日

在日韓国人青年のユインです。香港に海外赴任しています。

前回までの記事同様,海外赴任を予定・希望されている在日同胞の皆さんの参考になれば嬉しいです!

前回の記事はこちら(在日韓国人青年の海外赴任日記2-赴任後準備編(その1)-)

 

今回は赴任後現地での準備(の続き)について紹介します。

(ここで紹介するものは,記事掲載時点で筆者が経験したものです。最新の事情については,各自でご確認ください。)

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目次

~その1~

■赴任国の身分証申請

■銀行口座開設

~その2(今回記事)~

■住宅探し

■在外国民登録(韓国籍者)

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■住宅探し

僕の勤めている会社は社員想いなのか(?)自分で気に入った物件に住まわせてくれました。それは反面,物件を自分で探さないといけない。ということでもありました。

前回の記事の入境事務所でのところで触れましたが,香港は世界中から人が集まります。そのため,各国からの駐在員向けのサービスアパートメント(Serviced Apartment)と呼ばれる駐在員向けの物件が豊富です。

 

以下の特長がありますが条件が良い分,当然ながら家賃に跳ね返ってきます…

・短期間での契約ができ,家具,家電,キッチンは備え付き

・週数回のメイドサービス(部屋の掃除,ベッドメイキング)付

・(物件によっては)水道・光熱費・インターネット回線料込み,ジム,ラウンジ,会議スペース付
など,

嬉しいサービスや特典が付いています。

▲僕が住んでいるサービスアパートは,こんな感じです

幸いにも,僕も会社から十分な補助があるのでサービスアパートメントに入居できることになりました。

気に入った物件を見つけたのですが,少し先まで空室が出ないと言われたので,ホテルの滞在予定を少し延ばすことになりました。

 

会社が家賃を負担すると言っても,一時的には自分が立て替えをすることになります。

保証金(家賃2ヵ月分)と,初回月の家賃を合わせると実に約135万円相当を一気に支払うことになりました。

僕の契約した物件はクレジットカードが使えたのは助かりましたが,翌日オンラインで明細確認してみたら,普段では絶対に見ないような金額の決済がされていて,かなり引きました…(笑)
*海外での高額決済なので,自分は事前にクレジットカード会社に連絡しておきました。

ちなみに,前回の記事で紹介した入境事務所や銀行での手続きはもちろん,物件探し,内見,契約条件の確認も,すべて英語です。

香港の公用語が英語で助かりましたが,英語圏以外に赴任していたら,物件探しはなかなか苦労してたんじゃないかな…と思います。

やはり,海外に出る以上は英語でそれなりのコミュニケーションが取れないと生活も仕事もままならないと思います。日本語や韓国語がこれから「世界標準語」になることは無いでしょうしね。

 

■在外国民登録(韓国籍者)

韓国の在外国民登録法では国民に対し,韓国国外の特定の場所に90日以上滞在する場合に,管轄する在外公館への届け出を義務付けています。僕の赴任している香港では,駐香港大韓民国総領事館が該当します。

この登録は,大きな事故や災害,その他の緊急事態があったときに,届出た内容を基に韓国の在外公館が安否確認,身辺保護などをするための情報として活用されるそうです。

そのため,自身を守るためにも必ず届け出ておくべきですね。

 

韓国の公館なので,言語は韓国語・英語・現地公用語での手続きとなります。試してはないですが,日本語はたぶん通じないと思います…。

僕は韓国のパスポートを持っているので,この駐香港大韓民国総領事館に申請を出しました。

ちなみに…電話を掛けたら最初は香港の公用語の1つである広東語で対応されましたが,여보세요?(ヨボセヨ?=「もしもし?」の意味)と話し掛けると,韓国語の担当者に代わってくれました。

また,制度の変更や管轄している公館によって,必要書類や手続きが異なると思いますので,最新の手続き方法は都度確認して欲しいのですが,

僕の場合はわざわざ領事館に出向かなくても,メールで以下を出すだけで申請ができると,領事館の方が電話で教えてくれました:

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・申請書(領事館のウェブサイトからダウンロードして必要事項を記載)

・パスポートのコピー(顔写真,兵役免除対象の確認スタンプ,香港ビザの各ページ)

・身分証明書(僕の場合は香港ID)のコピー

**************

これらを「1つのpdfファイル」になるように連続でスキャンして,領事館ウェブサイトに書かれている宛先へメールを送るだけでした。「1つのpdfファイル」というのがミソなようです。

じゃあ日本国籍者は…?

在留届を日本の領事館に出す必要があります。(こちらは日本語での情報がいくつも検索できるので,割愛します)

 

実は,自分も会社から「住所が決まったら日本の領事館に在留届を」と言われていたのですが,「韓国籍は日本領事館に届け出てもしょうがないよなぁ…」と思いながら,念のために香港の日本領事館に電話で問い合わせてみました。

やはり,在留届は日本のパスポートを持っている人しか対象にならないようです。

まだまだ,日本の会社は外国人の手続き案内について弱い部分があるなぁ。とちょっぴり感じた瞬間です。

 

今回で赴任後準備の紹介は終わりです。

次回からは,香港での生活を(時折,在日韓国人目線での考えや気づきを加えながら)少しずつ紹介していきますね。

 

(ユイン)

   

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