ゴールデンスランバー(2018)

2021年06月11日

アンニョンハセヨ!

今回ご紹介するのはゴールデンスランバーという映画です!今回はがっつりエンディングに関するネタバレある映画紹介なのでネタバレ嫌いな方は要注意です!

“ゴールデンスランバー”は伊坂幸太郎の小説が原作の映画です!日本でも堺雅人主演で映画化されているのでそちらの方をご覧になった方や原作を読んだことがある人もいることでしょう!僕も伊坂幸太郎の小説が好きで原作を読んだことがあります。

謎の国家権力により大統領候補暗殺の冤罪を被せられ、殺されそうになった主人公ゴヌが必死で逃げる話です。韓国リメイク版は2018年に劇場公開されましたが、僕は数週間前に家で初めて鑑賞しました。韓国リメイク版ではカン・ドンウォンという人気俳優が主演を務めています。イケメンです。そしてヒロインはハン・ヒョジュです。可愛いです。

 

伊坂光太郎作品の特徴の一つに舞台が仙台市という設定があります。ゴールデンスランバーの原作の舞台も仙台市でしたが、韓国リメイク版ではソウル市という首都が背景に変わっています。正直ストーリー原作を読んで覚えていたので最初はなるほど、ソウルを背景にしてリメイクしたのかぐらいに思っていました。ソウルのど真ん中で繰り広げられるアクションは正直すごいな、というよりも撮影大変だっただろうなという感じで、しかも映画の内容自体もストーリーをすでに知っているせいか、正直そこまで面白いとは思いませんでした。この映画をここで紹介する必要はないかなと思っていたのですが、エンディングが原作とは違い印象的だったので紹介することにしました。

 

原作では最後に主人公は顔を変えて別人として生きることで国家権力から逃げ切ります。しかしリメイク版では堂々と大勢の記者の前に現れ自分の存在を証明することで終わります。ストーリーとしては原作の方が面白い気がしますが、韓国リメイク版のエンディングは国家権力には屈しないというメッセージが込められている気がしました。

韓国版の映画のヴィラン(悪役)は国家情報院という国の機関です。この機関の前身は朴正煕時代には中央情報部、そして全斗煥時代には国家安全企画部と呼ばれ、軍事政権時代の独裁を支えていた悪名高き諜報機関でもあります。そして国をあげた犯罪者のでっちあげという、ありえないような話が実際に韓国では起こったことがあるのです

 

事実は小説よりも奇なり”、なのです。

ゴールデンスランバーという映画はフィクションですが、韓国では国家権力により反体制派の無実の人間を捕らえ、拷問や拉致する事件が軍事政権時代にはありました。ソン・ガンホ主演の“弁護人”や”1987、ある戦いの真実“という映画をご覧になればその雰囲気を間接体験できるのではないかと思います。

 

もし原作と同じように主人公が顔を変えて生きていくことになれば、それはしたたかな勝利かもしれませんが、逃げでもあり、諦めでもあり、本当の勝利ではありません。国家権力が国民を厳しく取り締まっていた時代がほんの数十年前まで実際に起こっていた韓国では、希望的なエンディングにするため、堂々と顔を晒し、本当の勝利を主人公に勝ち取って欲しくこのような終わり方にしたのではないかと思いました

 

そしてやっぱりヒロインのハンヒョジュは可愛いです。

 

そしてこの機会を利用して一つ宣伝をしようかなと思います…!

現在私が制作中の短編映画“ミヌとりえ”のクラウドファンディングが6月の間進行中です!僕が通う学校の財団主催のクラウドファンディングですので韓国語ですが、詳しいことは下にリンクを貼っておくので興味のある方は応援よろしくお願いします!^^

https://www.kartsfund.kr/load.asp?subPage=341.view&searchValue=&page=1&ing=&idx=31

 

それではまた次回!

 

ジニュン

   

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