福岡教育大学にて講演会を実施しました!
― 在日コリアンのリアルな声から“教育”を考える ―
2025年5月23日、福岡教育大学にて、「人権・同和教育論」を履修する学生を対象とした講演会に、在日本大韓民国青年会中央本部から李将浩会長と郭佳人副会長が講師として登壇しました。

🎓 教育者の“まなざし”を育てる学び
今回の講演は、「在日というキーワードから社会や教育を見つめ直すこと」をテーマに、自らのアイデンティティと向き合いながら生きてきた講師のライフヒストリーを軸に進められました。
学生たちは、「在日とは何か」「マイクロアグレッションとは何か」といった基礎知識に加え、差別の経験、葛藤、そして乗り越えてきた過程を“リアルな声”として受け取り、真剣に耳を傾けていました。


🧩 教室の中の“ちがい”と向き合うために
とりわけ印象的だったのは、教育現場でのマイクロアグレッションに関する話題です。
「どの言葉が差別になるのか?」という問いかけをきっかけに、「無意識の一言が子どもを傷つけることもある」という気づきが、多くの学生の中に生まれていました。
“悪意”ではなく、“思い込み”や“知らなさ”から生まれる差別がある。
こうした視点を持つことが、未来の教育者として、すべての子どもに向き合う“まなざし”を養う第一歩となるはずです。

🌈 「違い」が「強み」になる社会へ
講演後には多くの学生から感想が寄せられ、私たちにとっても、未来の教育を担う若者たちのまなざしと出会い、希望と学びに満ちた時間となりました。
青年会は、「在日同胞青年の自己実現」と「多文化共生社会の実現」の二つのビジョンのもと、様々な学びの機会を創出しています。
今回の講演が、学生たちにとって「教育とは何か」「マイノリティとどう向き合うべきか」を考えるきっかけになったなら、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。

✍ 最後に
改めて、福岡教育大学の学生の皆さん、そして本講演の機会をくださった福岡教育大学教育学部学校教育講座准教授 林嵜和彦先生に心より感謝申し上げます。
青年会では、学校や地域における人権・多文化学習の講師依頼を随時受け付けています。
在日コリアン青年のリアルな声を通して、これからの社会について一緒に考えてみませんか?
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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