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第十九期

第十九期

第35回定期中央大会にて、徐史晃君が第19期会長に再任されました。

2014年度は、「在日同胞青年のエンパワーメント向上」「共生社会の実現」「善隣友好精神の具現」を3本の柱に据え、「韓日善隣友好フェスティバル2015(仮称)」を成功裏に開催することを目指して、2014年はそのための準備期間と位置付けました。ヘイトスピーチが社会問題化していく中で、本会はこれに無関心と無自覚のまま傍観することはできないと表明してきました。人種差別禁止の法制化を要請する活動が本格的に検討されていくなか、2014年8月の国連人種差別撤廃委員会への民団陳情団の一員として青年会からもジュネーブに赴き、一連の流れを受けて、「後半期 善隣友好 全国集中横断活動」を策定していきました。この活動は、単に要望書を伝達するためだけの活動ではなく、市民団体とのネットワーク構築活動や地域住民、同胞青年たちの“声”を集め、インターネット上で映像配信するなどの試験的な取り組みを具体活動として盛り込み、2015事業に向けた機運醸成を図ることを主眼に置きながら推進していきました。また、韓日連帯事業や市民公開講座は位置づけら、2015事業に向けたプレ事業として、「共生社会の実現」とも連動しながら、韓日関係の友好増進に在日青年の立場から寄与すると同時に、国家間だけではなく地域社会の隣人として友情や信義を温めることを目的として、連帯を深め社会に問題提起する事業や講座の設定を、地方ごとの独自性や特長を活かしながら主体的に取り組んで実施していきました。

2015年は、「青年連帯強化」「善隣友好精神の具現」「在日同胞青年エンパワーメント向上」を3本の柱に据え、その中核事業として「Peace & Friendship-若者の声を聴け-フェス&パレード」(コエキケ)を東京代々木公園にて開催しました。青年連帯強化と善隣友好精神の具現から始まった「コエキケ」は青年会から発したものではあり、若者たちが「平和」「人権」「多様性」をうたう場をつくっていくことは青年会だけにとどまらずあらゆる属性を越えて幅広くつながる可能性を見出しました。