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青年会みんなの情報ブログ

「Diaspora in Sapporo」フォーラム参加レポ

「Diaspora in Sapporo」フォーラム参加レポ 「Diaspora in Sapporo」フォーラム参加レポ

アンニョハセヨ~

青年会中央本部のゆしです。

 

このたび、地震で被害に遭われた地区の皆さまにお見舞い申し上げます。

大阪にも青年会があります。

青年は無事という連絡を受け、本当にホッとしています。

 

現在青年会では電話動員(詳細はこちらと戸別訪問(詳細はこちらを行っています。

今月の電話動員は東京~千葉~埼玉~大阪~京都、戸別訪問隊は関東~東北~北海道~関西へ移動します。

自分たちにできることはないか、模索しながら活動を続けていきたいと思います。

 

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今年度、青年会では海外同胞とのネットワーク構築に向けて取り組み、貴重な学びや気づきを得る機会をふやすことに努めています。

今年2月に北海道・札幌で開催された「Diaspora in Sapporo」フォーラムに参加した内容をレポートします。(前回記事は→こちら

 

今回参加した「Diaspora in Sapporo」フォーラムは、
YBLN(YOUNG BUSINESS LEADERS NETWORK)という団体、ネットワークグループが主催しています。(公式HPは→こちら

YBLNは、世界に散らばる韓半島にルーツをもつ青年企業家が主なメンバーであり、海外同胞の若手(20代~40代)の世代です。

その世代が、韓国政府やなにかしらの団体に所属していることを関係なしに、『在外同胞』というキーワードで年に数回、世界の在外同胞の青年企業家たちがあつまり交流や親交を深める場をつくっているとのことです。

いったいどんな国に居住する同胞があつまり、どんな会話をしていくのか。
そして、わたしたち在日も、韓国から見れば在外同胞なので、どれくらい同じ共通点があるのかという興味と可能性を探りにいった次第です。

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<日程> ※参加した日程のみ

3月6日(火)

12:30 YBLN日本G 合流

14:30 バスでホテルへ

19:00 懇親会 

北海道の冬といえば!

21:30 二次会

北海道の夜を楽しまれていました♪

 

3月7日(水)

 

9:40   講演「現在生きる過去~強制連行犠牲者遺骨発掘~」

 

11:00 中国在住者の発表
テーマ「わたしたちのものは、わたしたちが守ろう」
テーマ「森林関係 砂漠化を主題で発表」

13:00 パネルディスカッション①「次世代に引き継がれる正体性に関して」 
パネリスト:ブラジル、アメリカ、日本、ドイツ、中国、CIS

14:30 パネルディスカッション②「韓国とつながるビジネスに対して」
パネリスト:ベトナム、南アフリカ、ドイツ、CIS、モンゴル、中国

15:30 札幌在住韓国人起業家のプレゼンテーション

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8日以降も公式日程で、懇親を深めるため、日本自慢の温泉にいったりスキーに行ったりとかしていた
のですが、そこは、さすがに遠慮しました(笑)

 

パネルディスカッションでは、それぞれ居住国の国名でしか紹介ができませんが、1世、1.5世、4世など移住してからの世代など背景は多様でした。
言葉に関しては、韓国語の使用は半々な感じで、自分たちが表現しやすい形でチャンポン(居住国の言語とミックス)して、それぞれの思いを語られる方が多かったです。

社長や経営者が集まるので、もっとビジネスの話が多いのかなと思いきや、
結婚している方は子どもの教育の悩み、地元の韓国学校にいれようかどうか悩んでいる話、居住している国の「ここがへんだよ!○○」みたいな会話や、独身の方は恋愛や結婚の話など、何気ない話が多かったですね。

 

実感としては、言葉の壁やそれぞれの育った国の文化がミックスされているけど、
普段ぼくらが会話している内容と何も変わらないことに気づきました。

 

また、今回は日本国内での開催ということもあり、日本地域での生活状況や同胞の歴史に関して、たくさん質問されました。特に、自分たちの生活環境と比較して、どんな感じなのかということをよく聞かれましたね。

 

また、各国でこんな印象をいだいている方が多かったです。

韓国が先進国になったので、じぶんたちのイメージがよくなった。
商売もそれでうまくいくことが多かったと。

これは、日本でも韓流ブームみたいなことなのかなぁと思いつつ、
それでも日本ではまだまだだな、という思いを強く残りました。

韓国の経済成長が海外で居住するルーツをもつ人たちのイメージの向上につながっているなら、
そこをうまく活用して、

居住国でのマジョリティとの共通点と違いを自分が理解し、
ルーツが韓半島にあることで違いを最大限いかす努力が必要かな、と再度感じました。

 

参加した後で、気づいたことは、みなさんのそれぞれの言葉の背景には
居住国でのマジョリティーとの葛藤があったことに気づかされたことでした。

 

では、また在外同胞とのネットワーキングに進展がありましたら、報告させてもらいます。

(ゆし)